KAWASAKI KSR FILE
カワサキ KSRファイル
STUDIO TAC CREATIVE
(株)スタジオ タック クリエイティブ
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絶版です 定価(各1冊) ¥4,000- + 税 |
KSR オーナーなら、所有していて損はなし。
(2冊とも絶版)
コレクター魂に火が付いた。
ターゲットとしている購買層(たぶん?)
KSR FILE 1巻 : 公道走行する一般的ユーザー
KSR FILE 2巻 : サーキット走行にチャレンジするユーザー
KAWASAKI KSR FILE
カワサキ KSRファイル
目次
・LET’S SPEND THE RIDE TOGETHER
・Detail of KSR110
・CHRONICLE OF KSR
・いかにしてKSRは生まれたのか
・KSR CUSTOM IMPRESSION
・KSRカスタムの新旋風 Mininja
・KSR CUSTOM SELECTION
・KSR CUSTOM MAKING
・FOOTWORK MODIFIED
・KSR-Ⅱ 最強エンジンチューニング
・KSR BASIC MAINTENANCE
KSR110 メンテナンス
KSR-Ⅱ メンテナンス
・OTHER MAINTENANCE & CUSTOM TECHNIQUE
・キャブレター実践講座
・KAZE スーパーバイカーズミニレース
・九州の実力派ショップ紹介
・Special Tuning Technique
・KSR HOT OWNER INFO
・KSR MUFFLER CHECK
・CUSTOM PARTS COLLECTION
・KSR PARTS CATALOG
冒頭の「LET’S SPEND THE RIDE TOGETHER」にポエムが掲載されていましたので紹介します。
理想的なラインをイメージしながら、思いのまま峠のコーナーを駆け抜ける
少しだけ早く起きた朝はいつものようにKSRで走りに行く。行き先はいつもバラバラ。どこに行ってもKSRで走れば楽しいに違いない。そう思って今日もコーナーをひとつ越える。幸いにしてウチの近くは走るステージにこと欠かない。北に進めば山があるし、南に進めば海にあたる。いつもとは違う道を求め、またひとつコーナーを超えていく。ライダーが思い描くままのラインで小さなコーナーを、そして大きなコーナーを超えることができる。KSRの素直なハンドリング。他のバイクではそうそう味わうことができない。走りの楽しさに少し優越感を感じながら、さらにアクセルを開けていく。シフトをたくみに操作しつつ山道を駆け上がり、スピードに乗っては一気に下る。小さな車体で味わうスピード感はビッグバイクのそれとは異なるもの。まさに爽快。エンジンは順調に回転し、小気味よいサウンドを奏でる。たとえ道中で道がなくなったとしても、KSRなら何ら問題ない。ダートすらも乗り越えていける逞しい相棒。その先にあるだろう、まだ見たことがない景色を求めて、今日もKSRを走らせる。どこに行ってもKSRで走れば楽しいに違いない。そう思って今日もコーナーをひとつ越える。さあ、Let's Spend The Ride Together!
このポエムの主人公の設定は大学生かな?
お気に入り度 ☆ ☆☆ ☆
KAWASAKI KSR FILE 2
カワサキ KSRファイル 2
目次
・GO FOR A SHORT TRIP
KSRで走りに行こう
・Stiling & Detail of KSR
KSRスタンダードモデル紹介
・HIGH SPECIFICATION KSR IMPRESSION
ハイスペック KSR インプレッション
・KSR TUNED HEAD
KSR チューンドヘッド研究
・グラフィックでKSRをイメージチェンジ
・LET'S TRY CUSTOM PAINT
・KSR CUSTOM SELECTION
KSR カスタムセレクション
・KSR 最速の血統 2サイクル vs 4サイクル
-4スト KSR 最速エンジンの秘密に迫る-
-KSR-Ⅱ 最速工房に迫る-
・OVERHAUL OF A TUNED 4STROKE ENGINE
チューンド4ストロークエンジンのオーバーホール
・ついにメニュー化されたBOLTON-FCRダウンドラフト
・ユーザーの声を商品化するニートテクニカルサービス
・KSR-Ⅱ 2ストロークエンジンのオーバーホール
2Stroke Engine Overhaul
・FRONT FORK COMPARSON KSR-Ⅱ/110
ノーマルフォーク徹底比較
・EXCHENGE OF A STEM
アルミステムを装着する
・純正パーツを使って KSR110 をパフォーマンスアップ
-ノジマ流ヘッドチューニング術-
・EXCHENGE OF A SWING ARM
レーシングスイングアームを装着する
・MAINTENANCE OF BEARING
ベアリングのメンテナンス
・KSR OWNER'S MEETING REPORT
・KAZEスーパーバイカーズミニレース
KSRでレースを楽しむ!
・KSR タイヤサイズチェック
・KSR OWNER'S Web Site
KSRオーナーホームページ紹介
・CUSTOM PARTS SELECTION
カスタムパーツセレクション
・KSR-Ⅱ PARTS CATALOGUE
KSR-Ⅱ パーツカタログ
KSRファイル2 にも冒頭にポエムが記載されています。
その中より、ひとつ紹介します。
GO FOR A SHORT TRIP
僕はKSRと行く場所でいつもと違う空気を吸い込む。
下道で行くツーリングは、目的地に着くまでの過程が一番楽しい。仲間と行くのも良いのだが、一人で行くのもなかなか良い。一人で行く下道ツーリングの一番楽しいのは、寄り道し放題ということだろう。ここを曲がってみたいと思った時に、誰にも断らずに曲がっていける。そしてその曲がった先で思いもかけぬ景色や、楽しい道に出会えたりするのだ。今日出会った道は、ちょっとしたオフロード。オフロードと言っても未舗装なだけなので、KSRのタイヤでも充分に走ることができる。僕は迷うことなくその道に入っていく。軽く緊張しながら、落ち葉の積もった少し薄暗い林の中を走る。周りにはKSRのエキゾーストノートだけが響き渡る。しばらく進むと突然景色が開け、目の前に青空が広がった。その眩しさに僕は一瞬視界を奪われた。視界を失って一瞬慌てたが、僕はゆっくりとKSRを止めてエンジンを切った。
ヘルメットを脱ぐと、そこには人工的な音が一切聞こえない。自然の音だけの静粛な世界が広がっていた。僕は大きく一度伸びをしながら、目を閉じて周りの音に耳を澄ませた。ゆっくりと吹く風が木々を揺らす音、上空高くで鳴く鳥の声、水が流れる音・・・。静粛に思えたこの場所にある様々な音を聞き分けていると、意外なくらい色々な音が聞こえてくる。僕はKSRを押して歩き出す。僕とKSRが落ち葉を踏みつける音も今はこの場所にある音と調和していて、なんだか僕もこの景色の一部になったような気がしてくる。水の流れる音を辿っていくと、小さな川に辿りついた。いわゆるマイナスイオン効果なのだろうか、ほとりの居心地の良さにいつの間にか居眠りをしてしまった。居眠りをしていたのは10分程だろうか、それでも僕の心身は今までにないほどリラックスしていた。ゆっくりと起き上がり、ヘルメットを被ってKSRに跨る。なんだかちょっと罪悪感を感じながらキックを踏み降ろしてエンジンをかけ、なるべくゆっくりと元来た道を戻った。
ほんの1時間程度の寄り道だったが、心身の充実を明確に感じる。予定通りのコースに戻り、目的地を目指す。KSRもなんだか調子が良くなったように感じて、僕は思い切りライディングを楽しむ。まるで初めてバイクに乗った時のように、僕の心ははしゃいでいた。そして、走り続けていたいと、16歳の時と同じことを考えていた。
いつまでもこんな気持ちでバイクに乗り続けたい、僕はその時本気でそう思った。
このポエムの主人公の設定も大学生?
お気に入り度 ☆ ☆
KSRそのものが、高校生&大学生をターゲットユーザーとして開発されているのだろう。
休日にKSRとともに童心に帰ることを表現していると思うが、高校生&大学生にしてはポエムの内容がガキっぽすぎると感じるのは私だけだろうか?